「動物病院って、どんな雰囲気なんやろ?」
普段は飼い主としてしか関わらへん場所やから、どこか敷居が高いように感じる方も多いかもしれません。
でも実際には、そこにはたくさんのドラマが詰まっていて、スタッフと動物たち、そして飼い主さんのいろんな想いが交差する“あったかい場所”なんです。
はじめまして。
SNSマーケティングを軸に動物病院のPRをお手伝いしている西川光希(にしかわ みつき)です。
私は京都で小型犬を2匹飼いながら、InstagramやTikTokなんかの運用サポートをしています。
今回は、動物病院のリアルな“内側”をSNS視点で覗き見してみようと思います。
忙しいけど、やりがいに満ちたスタッフさんたちの日常や本音、そしてSNSがどんなふうに関わっているのか。
最後まで読んでもらえたら、動物病院に対する見方がガラッと変わるかもしれません。
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水戸市見和3丁目にある水戸動物病院
目次
動物病院スタッフの日常に密着
休む暇なし?受付から診療補助まで
動物病院の朝は早いんですよ。
開院前から、スタッフたちは受付の準備や診療室の掃除をテキパキこなし、医療器具のチェックも念入りに行います。
受付に立てば、飼い主さんが次々来院されるので、ひとりひとりの対応に集中。
動物を連れてこられる方は、時に不安や焦りを感じていることも多いので、親切かつ素早い受け答えが求められるんです。
- 瞬発力:飼い主さんの切実な声をすぐにキャッチして適切な部署へ繋ぐ
- コミュニケーション力:飼い主さんと動物に安心感を与える声かけや表情
受付だけでもかなりエネルギーを使うのに、スタッフさんはさらに診療のサポートもこなします。
診療補助では、獣医師の指示を受けて処置の準備をするほか、動物がリラックスできるように抱きかかえたり、声をかけたり。
「診察室の中って、獣医師だけで回してるわけちゃうんやな」と気づかされます。
「動物病院は、スタッフ全員がチームやねん。誰かが受付で対応してる間に、誰かが処置室の掃除をして、また別の誰かが注射器や薬の用意をする。息を合わせて動くから、患者さんをスムーズに診られるんです。」(ある動物病院スタッフの声)
スタッフが語る心の支え
そんな忙しい毎日でも、スタッフは常に笑顔を絶やさないように努力しています。
私が取材でお会いしたスタッフさんは皆さん口を揃えて、「動物たちからのパワーがすごい」とおっしゃっていました。
小さな体で頑張って治療を受ける姿を見ると、「しんどいけどもっとサポートしたい」って思うそうです。
- 癒やしの瞬間:お世話した動物が無事に退院するときの飼い主さんの笑顔
- チームワーク:院内で意見交換しながら、ベストな治療を目指すプロ意識
特に繁忙期(ワクチン接種が集中しやすい時期など)は朝から夜まで診療がパンパンで、スタッフ全員がバタバタ。
それでも「ありがとう」の言葉に支えられてやってこれる、と笑顔で語ってくれる。
そんな姿を見ていると、思わず「すごいなぁ」と感服してしまいます。
現場の本音:やりがいと苦労
嬉しさとせつなさの狭間
仕事のやりがいを尋ねると、ほとんどのスタッフが「飼い主さんや動物に感謝される瞬間」をあげます。
「手術が終わって元気になったワンちゃんを見て、飼い主さんと一緒に泣いて喜んだ」というエピソードや、「保護猫が新しい里親さんに迎えられたときの感動が忘れられへん」という話も。
ただ、その一方で病状が芳しくない子や、飼い主さんが来られないまま治療が必要なケースもあって、切ない出来事に直面することも珍しくありません。
亡くなってしまう子の看取りに立ち会うこともあるそうで、精神的にこたえるシーンも多い。
「悲しいときはスタッフ全員で支え合う。ひとりで抱え込むんやなくて、悩みや辛さを共有できる環境があるのは大きいね。」(別の動物病院スタッフの声)
ストレスマネジメントの実態
動物病院の仕事は、体力も気力も使います。
長時間勤務になる日が続いたり、夜間救急を兼ねている病院では夜通し対応することもある。
「ちょっとでも気が緩んだら、次の治療に響いてまう」という緊張感の中で頑張るには、やはりチーム内の助け合いが大切です。
スタッフ同士で「ちょっと休憩しよか」と声をかけ合ったり、ローテーションを細かく組んで仮眠を取れるようにしたりと、いろんな工夫をしているそうです。
最近はメンタルケアにも力を入れる病院が増えていて、カウンセリング制度を設けたり、定期的に勉強会や交流会を開いて情報交換するところもあるとか。
スタッフのサポート制度(例)
サポート内容 | 効果 |
---|---|
定期的な面談・カウンセリング | ストレスの早期発見とケアにつながる |
研修やセミナーの参加 | 最新の医療知識やメンタルケア手法を学べる |
シフトや休憩の柔軟な管理 | 体調不良やリフレッシュ休暇の取得がしやすい |
「動物病院は“動物のための場所”であるけど、そこで働く人を支える環境づくりももっと大事やな」と感じました。
SNSが映し出す動物病院の“今”
病院選びにおけるSNSの影響力
ここ数年で、病院選びにもSNSの活用が増えてきたんです。
「どこか評判の良い動物病院ないかな?」と思ったら、InstagramやTikTokで検索して、実際の診療風景やスタッフの雰囲気をチェックする飼い主さんが増えています。
私自身、SNS運用サポートをしていると、よく「SNSの写真や動画を見て病院に来ました」という話を聞きます。
病院の公式アカウントで「獣医師の趣味」や「スタッフの日常風景」なんかを投稿すると、飼い主さんから親近感をもたれやすい。
あと、院内の設備や施術の様子を写真や短い動画でサクッと見せると、安心して来院してくれる方が増えるんですね。
- 写真や動画の力:文章だけよりビジュアルで病院の雰囲気が伝わりやすい
- ハッシュタグの活用:地域名+動物病院のキーワードで検索する人が多い
実例:バズを生んだ動物病院PR
たとえば、若手スタッフが中心となって運用しているある動物病院では、こんな取り組みをしています。
- 動物の診療シーンを短い動画で紹介
- BGMとテキストを入れて、TikTokやInstagramのリールで公開
- 裏側コンテンツで親近感アップ
- スタッフのちょっとした食事風景や、休憩中に遊んでいるところなど、“病院っぽくない”日常を発信
- ファンが定着するキャンペーン
- 「うちの子自慢」写真コンテストを開催し、優勝者にオリジナルグッズをプレゼント
結果、「この病院、なんだか楽しそう!」というコメントが殺到し、一時的に予約が取りにくくなるほどの人気に。
SNSの拡散力は、ほんまにあなどれません。
私もSNS施策を一緒にやったことがあるんですが、成功のカギは“スタッフの自然体”を映し出すことやと感じています。
作り込みすぎると「営業感」満載になってしまい、かえって距離が生まれることも。
だからこそ、病院の温かい空気感やスタッフ同士の仲の良さを素直に見せることが大事なんです。
スタッフ×飼い主の新しいコミュニケーション
直接対面の前にできること
最近は、LINEやInstagramのDM機能で「うちの子、こんな症状があるんですけど…」と相談する飼い主さんも増えています。
もちろん、専門的な判断は実際に診察しないと難しい場合も多いですが、初歩的なアドバイスや来院前の案内程度ならSNSでスムーズにやり取りできる。
病院側も「今日の午後は混み合います」「予防接種の時期なので予約は早めがおすすめです」など、SNSで発信できるから便利です。
- チャット・DMの活用例
- 予約に関する簡易相談
- 病院の場所や営業時間の問い合わせ
- フォローアップの質問(投薬方法など)
また飼い主さん同士がSNSでつながり、病院のコミュニティが生まれることもあります。
「うちの子の手術、あの先生にお願いして良かった!」なんていうリアルな体験談がSNSで拡散するのも、大きな後押しになるんですよね。
病院と地域をつなぐ方法
動物病院は地域密着型が多いです。
その強みを活かすには、オンラインとオフライン両方での交流がポイント。
SNSでのイベント告知(たとえば「動物の健康相談会」や「飼い主さん同士の交流会」)を行うと、来院前に興味を持ってもらいやすくなります。
さらに、地元コミュニティとも連携してみるのがおすすめ。
自治体の行事や商店街の催し物に参加して、普段あんまり病院に行かない層にもアプローチすると、“地域で愛される病院”としての知名度がアップ。
「SNSで地域を盛り上げると、ただの病院の枠を超えて“みんなのサロン”みたいな空気ができるんよね。」(SNS運用スタッフの声)
まとめ
動物病院の裏側には、スタッフの熱い想いと笑顔、そして時に涙もある。
受付から診療補助、メンタルケアまで、やることは多いけれど、動物たちが元気になる瞬間に立ち会える喜びは格別やと感じました。
さらに、SNSがそれを外の世界へ発信することで、病院選びにも新しい形が生まれてきています。
病院の空気感やスタッフの性格、治療方針を“動画や写真”で見られるって、飼い主さんにとってはものすごく安心材料になるんですよね。
これからの動物病院は、スタッフと飼い主さんが“一緒に作る”時代になっていくんちゃうかなと思います。
SNSで情報を得たり、事前に相談したり、イベントでわいわい交流したり。
そんな流れが広がることで、診察室の外まで優しさがあふれる仕組みができるかもしれません。
ぜひ皆さんも、SNSを通じて動物病院やスタッフさんの魅力を覗いてみてください。
そして、勇気を出して一度足を運んでみると、「あ、この病院やっぱりいいな」と感じるはず。
動物病院の裏側は、想像以上に温かくて力強い場所なんです。
最終更新日 2025年4月22日