最終更新日 2024年4月29日
ユニセフ親善大使とは、世界の子供が直面しているさまざまな問題に訴えかけて、子供達を支援を呼び掛けたりする役割がありユニセフ本部が親善大使を任命します。
ユニセフとは発展途上国の貧しい子供達へ実際に支援をおこなっている団体になります。
目次
ユニセフが行なっている活動
安全な水を飲用することができるように支援する
ユニセフが行なっている活動はさまざまあります。
活動内容は途上国などまだ安全な飲み水が確保されていない地域が少なくないのが現状になります。
このような劣悪な環境で住んでいる子供達を下痢を引き起こし脱水症状を引き起こすことが多いのです。
ユニセフは、このような子供達が安全な水を飲用することができるように支援しています。
経口補水塩で下痢からの脱水で命を落とす子供達の命を救っているのです。
子供達に鉛筆やノートなどの文房具や教科書といった学用品を支給
教育支援も積極的におこなっていて、小学校にすら通うことができない子供達は世界中にたくさん存在します。
そのような子供達へユニセフは鉛筆やノートなどの文房具や教科書といった学用品を支給しています。
紛争地域や被災地でも教育を受けることができるように支援をしているのです。
予防接種事業はユニセフの中で最も成果を上げている活動
その他にユニセフはワクチンや予防接種で子供達の命を救っています。
世界には幼い子供が命を落とすことが多くあり、ワクチンがあれば救うことができた命です。
予防接種事業はユニセフの中で最も成果を上げている活動になり、ポリオワクチンや三種混合ワクチンなどを支給しています。
ユニセフに集まった寄付金は栄養治療食にも使用されていて、飢餓に苦しんでいる子供達を重度の栄養失調から回復させるために使用されたくさんの命を救うことができています。
医療の充実もユニセフの大切な活動
医療の充実もユニセフの大切な活動になります。
発展途上国ではエイズの母子感染が深刻化していて、女性や子供達をエイズから守るために抗レトロウイルス薬治療の普及に尽力しています。
児童労働や人身売買からも子供達を救う活動もしているのです。
戸籍のない子供達の出生登録の支援をおこなっています。
ユニセフ親善大使の特徴や役割
ユニセフ親善大使はこのような活動をおこなっているユニセフが任命した人だけがなることができるのです。
ユニセフ親善大使は、無報酬で活動をおこなっていき、世界中のめぐまれない子供たちの支援を働きかけていく活動をします。
各界の有名人や文化人・スポーツ選手などが任命されています。
任命されるには、ユニセフ本部から承認された人しか就任することができないので、誰でもなれるものではないのです。
ユニセフの活動に理解があり、賛同することができるような人で、支援活動を積極的に実施していくことができる人がふさわしいとみなされて任命されます。
日本でもプロサッカー選手や有名な芸能人などさまざまな方々が任命されています。
日本政府よりさまざまな功績を認められて表彰されているような方も任命されることが多いです。
日本で有名なユニセフ親善大使
アグネス・チャンさん
日本で有名なユニセフ親善大使は、アグネス・チャンさんが有名でさまざまな活動をおこなっている人物になります。
彼女は親善大使に就任した後に世界各国のユニセフの現場に足を運んでいて、約18か国以上もの国を訪れています。
2016年には今までの活動がユニセフ本部に認められることになり、ユニセフアジア親善大使に就任していて、日本のみならずアジア各国にも子供たちの権利向上のための活動を意欲的に実施している人物です。
サッカー選手の長谷部誠選手
サッカー選手の長谷部誠選手も親善大使に就任されています。
彼の活動内容は日本ユニセフ協会のCMに出演したり、公式ホームページにて寄付や募金を募る活動などを積極的に実施している人物です。
エチオピアの予防接種事業やギリシャ難民キャンプの訪問など行動的な活動をおこなっています。
黒柳徹子さん
ユニセフ親善大使からユニセフ国際大使になった黒柳徹子さんはさまざまな活動をおこなっている人物で、親善大使としてはニジェールやネパールなどの国々を訪問してその地域の子供たちとたくさん触れ合っており、2009年に起きたオーストラリアの大規模火災では、チャリティーに参加して多くの義捐金を集めて支援していてたくさんの実績があります。
日本の著名人だけではなく、アメリカやイギリス・イタリア・韓国などの国の著名人もたくさん就任されていて、世界の子供達のために活動をしています。
【まとめ】ユニセフ親善大使の目的
ユニセフ親善大使の目的とは、これまでの功績や才能・知名度を活かしてより多くの方たちに興味を持ってもらうことです。
このように影響力が高い人が活動をすることで、より理解が深まって賛同する方に効果的に働きかけることができるのです。
マスメディアの宣伝や紛争地域や被災地の訪問・政治への働きかけなどの活動を主にしています。
どの国でも共通している点は俳優やスポーツ選手・歌手などが就任しているケースが多く、活動を称賛されてきた方ばかりです。
発展途上国の貧しい子供達を一人でも多く救えるように、世界中の方々が安全に安心して生きていくことができるように、親善大使はユニセフの活動のサポートをして貢献していくといった大切な使命があります。
