最終更新日 2024年4月29日
商品開発を行う上で考えなければいけないのがパッケージデザインです。
訴求するための役割を持ち、商品の顔として必要不可欠です。
デザイン次第で売り上げも左右され、購入意欲がそそられることもあれば、いまいち魅力を感じず躊躇してしまったという経験を持つ人もいることでしょう。
どんなに商品そのものが良くても、パッケージの出来栄え次第で命運が分かれることを踏まえると、いかに尽力すべき要素なのかが分かると朋和産業は言います。
目次
パッケージにはたくさんの情報を詰め込むことができる
パッケージにはたくさんの情報を詰め込むことができます。
写真やテキスト、フォントなど、こうした複数の要素を掛け合わせて魅力的なマスクを作り上げます。
だからといって情報を多くすれば良いというものでもないのです。
伝えたいことがあやふやになってしまい、結局、何が一番の特徴なのかが分かりにくくなる恐れがあります。
じっくりと見てくれることばかりではありませんし、パッと見た時に、瞬間的に訴求することができないことで興味を持ってもらうチャンスを逸してしまうことも考えられます。
逆に、特徴が伝わりやすい物ですと興味を強く引くことができ、手に取ってもらえる確率が高まるかもしれません。
特徴をしっかりと整理することがポイント
まずは特徴をしっかりと整理することがポイントになってきます。
例えば、お菓子ひとつ取ってみても、味や形状、香りなど独自の個性を持っています。
何が魅力でどんなところを楽しんでほしいのか、前面に打ち出したい特徴を考え、それを中心にしたデザインを作成することで、初見の人もすぐにどのようなお菓子なのかを連想することができるはずです。
テキストで訴えかけることも重要になってきますが、分かりやすいキャッチコピーが用いられることが多いです。
簡潔に特徴を示しつつ興味を惹きつける謳い文句であり、広告コピーが魅力的なことで関心を持つ人も少なくありません。
面白い内容だったり珍しいものならSNSで話題になることも
また、面白い内容だったり珍しいものだったりすると、SNSで話題になることもままあります。
ネットで盛り上がったことをきっかけにブームが生まれるケースもあり、キャッチコピーにどれだけの瞬発力を持たせられるかを重要視するのも戦略のひとつです。
ターゲット層を踏まえて考えることも大切です。
性別や年齢、ライフスタイルなど、特定の層を狙って商品開発をする物もありますが、ターゲットが決まっている以上、そこにフォーカスを合わせたパッケージを心掛けるのは効果的です。
そのためには入念な市場調査も必要となるでしょう。
価値観や感性などへの理解を深めておかないと、ミスマッチが起こり訴求力も低下します。
仮に若い層をターゲットにする場合に、目新しさのない古臭いイラストやテキストなどでは目を引くこともできませんので、今の時代に求められているデザインを把握しておく必要があるでしょう。
素材感も重要な要素のひとつ
素材感も重要な要素のひとつに挙げられます。
パッケージは広告としての役割を担うだけでなく、商品の価値にも大きな影響を及ぼす存在です。
そして素材から商品の高級感や期待感などが変化しますので、商品イメージにマッチする物を選び出す意識も求められます。
一口に素材感といっても個性は様々で、つるつるやざらざら、ピカピカなどがありますが、それぞれは受け手にどのような印象を与えるのか、違いを踏まえた判断が大切です。
せっかく高級感のある商品でも、素材がチープですと期待感も薄まりかねません。
逆に、手に取った時の感触が良いことで購入の後押しになることもあります。
色を考えるのもデザイン開発の基本です。
カラーマーケティングは重要な要素
カラーマーケティングは重要な要素で、なぜなら人は色から受ける印象によって、商品に抱くイメージがまるで違ってくることがあるからです。
これは色彩心理学の考え方で、例えば赤色は気分を高揚させやすく、行動を促す働きがあると言われています。
セールをする時にも赤い札が用いられることが多いですし、目に留まりやすい色でもありますので注目を引きやすいです。
青色ならば清潔感や爽やかさを連想させる働きがあり、デオドラント商品や掃除用品などに用いられることも多いです。
そして購入者は無意識下に色から印象を作り出し、購入意欲を掻き立てられていることがあります。
色は年代によって捉え方が異なる
色は年代によって捉え方が異なるのも注目したいポイントです。
若い層は比較的カラフルな色合いを好む傾向があり、ミドル層以降になると落ち着いた色合いに良い印象を抱く割合が多くなります。
つまりターゲットを絞った上で好まれるカラーを選択することで、より一層訴求力を高めやすくなると言えます。
逆に色の選択を誤ると、ターゲットからの興味が削がれる要因になりかねないと言えるでしょう。
パッケージは工夫の余地が無限大にあり、アイデアを生み出す面白みもあります。
まとめ
デザインを変更するだけで売れ行きがまるで違ってくるケースもあるほどですので、新商品の開発時はもちろん、旧商品のアップデートの際には思い切って一新をしてみるのも良いかもしれません。
