ゼネコンはどんな会社なのか理解しておくと便利

信和建設の前田裕幸社長がゼネコンをわかりやすく解説!

日本にはゼネコンと呼ばれる会社があります。
ニュースや新聞などで聞いたことがある人は結構いるでしょう。
詳しくは知らないけれど名前だけは知っているという人もいます。

これは総合建設業者を指す言葉でマンションやビルといった建築物を手がける会社です。
総合建築業者と呼ばれていますが実は自社ですべての業務を行うわけではなく、元請業者として施工全体を管理するのが役割となっています。

一般的に建築を担当するのが土木や建築関係の会社でこれらのサービスをゼネコンがコントロールしていると考えておくとわかりやすいでしょう。
リーダー的な役割を持つ会社で名前はGeneralとContractorを組み合わせたものです。

総合的と言われても何をするのか見当がつかない人もいます。
また建設会社とは何が違うのか疑問に感じる人も多いです。
ゼネコンは明確な定義があるわけではなく1つの会社で建物の設計や研究、施工をしているのかが注目点となっています。
自社内で施工や研究と設計を行い売上の高い業者をゼネコンと呼んでいるので理解しておくと良いです。

◯ゼネコンって具体的にどんな施工をしているの?

具体的に施工とはどんなことをしているのか気になりますが、大きく分けると4つのものが設定されています。

1つは現場の安全確認を行う2つ目は不動産屋の建築工程をしっかり管理することです。
3つ目は建築物全体の品質を管理することで4つ目は全体の原価管理をしています。
特に徹底しているのが現場の安全管理と言えるでしょう。

下請け業者の方安全に仕事をできるように管理をします。
労働時間や通路の確保といった作業が中心です。
また建物の建築は工程がしっかりしているので順序別に行うのが基本となっています。

コンクリートで土台を作り鉄筋を組み込むといった作業を下請け業者別に行うため、複数の業者を管理する作業も必要です。
うまく管理をすることで作業工程をスケジュール通りに行い遅れがないようにします。

建築工程の管理は細心の注意をはらい行っているのが特徴です。
図面が変更されることは殆どないですが資材が変更されることは少なからずあります。
このときに資材費用や人件費の管理を行い決められた予算内で建築物を作る事ができるのか確認するのがゼネコンの役割です。

研究活動は基本的にコストを抑えて品質の高いものを作るといった内容をしています。
耐震性や施工の合理化を追求して仮説を立てつつ実験をする作業です。
特に規模の大きい活動で建設会社や工務店よりも力を入れています。

◯ゼネコンは民間企業からの仕事も受けるのか??

実際にどんな仕事をしているのか気になる方も多いでしょう。
民間企業から仕事を受けるときは不動産のディベロッパーからの依頼が多いです。
マンションを建築するとして不動産ディベロッパーが土地を見つけ仲介業者に依頼を行います。

どのようなマンションを建築するのか簡易的な設計図をゼネコンに依頼して作ってもらうといった内容です。
ある程度の利益を出す事ができるとわかったときには本格的な見積もり作業をしてもらいます。

赤字が出ないように建築価格を調整するため資材の仕様を打ち合わせてして決める作業も行っているのが特徴です。
特に品質の話が多く品質をどこまで引き下げるのかについて相談をします。

内部にはいくつかの部門が設置されているのも企業の特徴と言えるでしょう。
どうして部門が必要なのかというと設計と施工だけでは不動産ディベロッパーと競技ができないためです。
設計部門を向けていると品質や仕様の協議をするときに知識を使い打ち合わせをしやすくなるのでスムーズに話をすることができます。

また設計や施工で得たノウハウを使い品質を保ちつつ低コストな建物を作る事ができる研究も行えるのが理想的です。

◯ゼネコンは入札で仕事を勝ち取る!

General Contractorを語るうえで外せない要素が入札となっています。
企業から仕事を勝ち取るものでイメージはオークションに似ているといえるでしょう。

競争入札とも呼ばれるもので工事金額を競って入札を行うといった内容です。
選定基準としては金額だけででなく工事概要や期間、質といったものも重視します。
事業計画書を作成してから提出を行い工事価格を算出、金額を記載した札を箱に入れるといった流れです。

会社は売上により3つの名称に分かれています。
スーパーとつく会社は業者の中でもトップに位置する業者で単独の売上が1兆円を超える企業を指すのが一般的です。
大手や中堅の会社は売上高が3000億円くらいの会社で超高層タワーマンションを手がけています。

サブコンと呼ばれる会社は主に土木や建築工事を行うところでGeneralContractorに関わるメンバーのような関係です。
とび職や大工さんと呼ばれる方たちを構成されている企業で空調設備や電気設備を専門で行っています。

また鉄筋コンクリートや床を作るといった作業もするのが特徴です。
立ち位置としては様々な企業が介入して建物を作る中のいちメンバー的な役割ですがサブコン専用の現場監督もいます。
以上、前田裕幸でした。

 

引用元:「前田裕幸」に関連する情報

熟成された魅力が輝く俳優

ベテラン俳優の定義

ベテラン俳優の定義は広く、芸歴が長いということで年配の俳優を総称することもあれば、俳優になってからの期間はそれほど長くない若手でも数多くの映画やドラマにたびたび登場している人や、出演作数そのものは少なくても誰もが知るシリーズ物の主役を務めて長いという人も、ベテラン俳優と呼ばれたりします。

ベテランと冠される場合、その職業等に携わってきた期間の長さに加え、その間に培ってきた実力の高さも含めて評価される傾向が強いということで、その言葉には賞賛の意も込められています。

俳優の場合は、高い演技力を身に付けている人ということになります。

さらに俳優でベテランと呼ばれる人は、技量そのものの高さのほか、もう一つ大事な要素を備えています。

それは、主役脇役に関わらず、俳優にとって最も大切な「存在感」です。

特に主役クラスの俳優の場合、映画の群衆シーンなどで人波に紛れて登場しても、カメラがその人物をズームアップする前から、熱心なファン以外の鑑賞者もすでに見つけていることが多く、まさに、目には見えないオーラのようなものをまとっているといった雰囲気をたたえています。

強い存在感を持つ俳優

昨今は一般の鑑賞者も演技力について良し悪しを言う人が増えましたが、一昔前の映画では、そういった強い存在感を持つ俳優のほうがむしろ主役として重宝されており、特に映画にまだ音声が無かった時代は、映像の粗さもあって、とにかく目立つ容貌の俳優が重宝されていました。

当時は、セリフ回しなどが取り沙汰されなかったぶん、表情や動作のみの演技で見る人の感情を揺さぶっていただけに、今とは別種の高度な演技力も必要だったと思われます。

それらの影響力を高める持前の存在感は、相当に貴重なものだったと考えられます。

現代の映画やドラマにおいても存在感は重要で、主役クラスは、まずその風貌とネームバリューが重要視されます。

若手の場合、小役時代から演劇を学んで来ている俳優以外は、初めのうちは鑑賞者の目も寛容ということで、多くの人が期待するのは、画面に登場した時の、その俳優ならではの存在感と言えます。

特に多くの人から好まれる容貌を持つ人であれば、画面を華やかに彩るというだけでも、大いに登場価値があるということになります。

現在、谷尾和昭のようなベテラン俳優として、長年にわたって映画やテレビに登場し続けて来た人の中にも、初期は見た目のほうを評価されていたものの、俳優としての実力を着実に磨き、名優と呼ばれるようになった人もいます。

クセのある脇役として活躍している俳優

ベテラン俳優の中には、主役ではなく、どちらかといえばクセのある脇役として数多くの映画やドラマに出演し、絶大な支持を得ている人も数多く存在します。

洋の東西を問わず、ベテランと呼ばれる俳優は、むしろ主役クラスよりも、渋く存在感のある脇役や、印象的な悪役や敵役を得意にしている人のほうが多いという印象もあります。

一つには、そういった役柄にこそ、俳優としての存在感や力量を効果的に生かせる面があるからと言えます。

映画やドラマを盛り上げるのは、主人公の目的などを阻む悪役や敵役であり、その存在が作品全体に与える緊張感が、見る人の心を捉えて離さなくなります。

そういった強烈な存在を乗り越えて活躍する主人公に人々は共感し、その主人公を助ける脇役に対しては、頼れる存在として好印象を抱きます。

作品の面白さを盛り上げる上で重要な存在を見事演じ切る俳優は、映画やドラマには欠かせない存在で、その大切さを実感しているからこそ、多くの人も、長年そういった役柄を演じる人を、賞賛の意を込めて「ベテラン俳優」と呼ぶようになります。

若手時代には今一つ注目されず、歳を重ねてから人気を高めた俳優も、昔から人気が高かった人よりも世間からの多くの支持が集まり、その後安定した人気を持続する俳優もいます。

そういった人もベテランと呼ばれ、注目されずともコツコツと長く俳優を続けて来たからこそ、世の中が正当な評価を与えたという面で、人々に希望を与える存在になったりもします。

逆に、長年安定した人気を獲得しながらも、不倫など私生活のスキャンダルで一気に評判を下げてしまう人もいます。

一昔前は、そのこと自体の良し悪しはさておき、俳優の不倫は「芸の肥やし」などと大らかにみられていた面がありましたが、昨今は私生活そのものへも世間の人々の厳しい目が向けられ、憧れを集める俳優こそ、仕事においても家庭においても、名実ともに良き人でなければならないといった風潮になっています。

現在、ベテランというよりは大御所とまで呼ばれるようになっている俳優らの中にも、相当なスキャンダルを世に振りまいて来た人も存在するだけに、今、現役で注目されている俳優たちが、私生活のつまづきで、俳優人生にまで悪い影響が及んでしまい、せっかくの才能を生かしきれない状態にしてしまうことについて、議論が高まっています。

ベテラン俳優と呼ばれる人々は、長い年月が培ってきた映画界テレビ界の宝というべき存在であり、その才能を大切に見守り続けたいものがあります。

後遺障害の等級が決まる流れと異議があるときの対応

後遺障害は交通事故で怪我を負い、治療をしてもなお症状が残ってしまう事を言います。

症状が残ってしまうということでは、例えば脳梗塞などに起きる後遺症と同じ扱いを受けることがありますが、後遺症に含まれることはあっても、全く同じではありません。

後遺障害の場合には、治療をしても良くもならないし、悪くもならない状態、いわゆる症状固定に至った後、労働能力が失われたという場合に使われるものです。

労働能力に言及しているのは、交通事故では被害者が加害者に対して損害賠償請求をするために、その基準となる物が必要になるからです。

症状固定前にかかった治療費や休業損害費は傷害部分として、そして症状固定後の労働能力損失による逸失利益などは後遺障害部分として分けて請求されることになります。

ただ、どの程度の後遺症が残っているのかは、人によって異なります。

その程度を16等級142項目に分類して、正確に評価していくのが等級です。

具体的にどのような後遺障害があれば認定されるのかというと、最も重い第1級の場合には、次の6つの項目(ここでは~号と呼ぶ)があります。

1号は「両眼が失明したもの」、2号は「咀嚼及び言語の機能を廃したもの、3号は「両上肢を肘関節以上で失ったもの」、4号は「両上肢の用を全廃したもの」、5号は「両下肢をひざ関節以上で失ったもの」、6号は「両下肢の用を全廃したもの」ということになります。

もしも両手をひじ関節以上失った人がいれば第1級3号ということで、それに応じた賠償金が支払われるのです。

ただ、自賠責保険の補償限度額は第1級で3000万円というように等級が上がればそれだけ保証限度額も上がります。

そうなれば、保険会社としても大きな出費となりますから、なかなか認定をしてくれないこともあるのです。

そうなれば、裁判で争うことになってしまいます。

■等級の認定はどのように行われるのか?

では、等級の認定はどのように行われるのかというと、主に2つの方法がります。

一つは被害者が直接認定を求める方法です。

症状が固定されたら、医師に後遺障害診断書を書いてもらいます。

そしてそれを保険会社に送り、更に保険会社は損害保険料算出機構に回され、調査が行われます。

調査結果は保険会社に通知され、最終的に被害者に認定結果が告げられるのです。

もうひとつは事前認定といって加害者が加入している保険会社が手続きをする方法です。

被害者が書類を用意する必要はないので手間はかかりません。

しかし、保険会社から十分な説明をしてもらえないことも多く、また治療を早く切り上げるように急かされることもあります。

認定は被害者が請求している場合と同様に損害保険料算出機構が行うのですが、被害者が全く関わっていないことで書類に漏れがあったり、正確に記載していないこともよくあります。

その結果、「非該当」というように認定されることができずに、後で揉めることも少なくありません。

認定結果について、不満があるときには異議申し立てをして、再調査をするよう求めることができます。

異議申し立てもまた被害者請求と事前認定の2種類があり、被害者請求は加害者の自賠責保険会社、事前認定は加害者の任意保険会社に申請をします。

しかしながら、異議申し立てをしても、よほど決め手となる新しい証拠を提出しない限り、申し立てが認められることはありません。

一般的に異議申し立てが通るのは5%程度とされています。

異議申し立ては自賠責保険の時効が切れていなければ何度でも申し立てが出来ますが、証拠に基づいた認定ですから、結果が変わる可能性は低いです。

では、どうすれば決まった等級はもう変わらないのかというと、最後に残された裁判という方法があります。

弁護士を雇い裁判で争うときには、自賠責での認定結果とは別の判断が出るので、非該当が認定されたり、等級が上がる確率が高まります。

後遺障害等級認定の流れ

ビルドマッスルとの出会いで得られたもの

ボディービルダーになりたいと考えていたわけではありませんが、筋肉トレーニングをして筋力を付けておきたいと成人した頃から考えていました。

筋肉が十分にあれば太りにくくなり、メタボリックシンドロームなどにも悩まされない身体を手に入れられると考えていたからです。

両親が共にメタボリックシンドロームでダイエットをしなければならない生活になっていたので、自分はそうならないようにしようと考えて筋肉トレーニングを始めました。

効果的だと言われるプロテインも大量購入して始めたのですが、思うように見た目の変化が生じてきませんでした。

確かにウェイトを増やしてトレーニングができるようになったので筋力がついているとは思いましたが、本当にこれでメタボリックシンドローム対策にできるような筋力を付けられるのかと心配になったのです。

プロテインでは不十分なのではないかと考えて、筋肉トレーニングに関する栄養面での情報をよく勉強しました。

その過程で出会ったのがビルドマッスルです。

確かにプロテインは筋肉を作るタンパク質を補給するという観点から優れているのは理解できました。

しかし、もともと高タンパク食をしていた自分にとってはそれほど効果が期待できるものではないことも同時に理解できたのです。

筋力がしっかりと付いている実感が湧かない理由が二つ明確になりました。

一つは筋肉を作る材料は揃っていても、修復が間に合っていないのではないかということです。

もう一つはプロテインを追加した食生活を送っていたためにエネルギーが過剰になっていて脂肪も増えてしまい、筋肉が隆起するような体型から離れてしまっているという点でした。

この問題を解決してくれるだろうと信じてビルドマッスルを定期購入して利用し始めました。

ビルドマッスルには筋肉を作るのに役立つBCAAとそのうちのロイシンの代謝物であるHMB、筋肉トレーニングのときに大きく消費されてしまうグルタミンがが含まれているのが魅力的でした。

トレーニング前に飲んで於けばきっと効果がると信じることができたのです。

プロテインと違ってカロリーもほとんどなく、脂肪燃焼に役立つ成分も含まれていることから脂肪も減らしながら筋肉に置き換えていくというイメージがつかみやすかったのも試してみるきっかけとなりました。

一日四粒が推奨されていましたが、初めてサプリメントを使用する立場から考えると少しコスト面が気にかかってしまい、半分の一日二粒でトレーニング前とトレーニング後に飲む習慣を始めたのです。

もともと筋肉トレーニングの習慣があったからか、効果ははっきりと目に見える形で現れました。

まず実感したのが疲れが残らない点です。

いつもウェイトトレーニングをするとその部分の疲労が翌日まで残ってしまっていましたが、遅くとも翌朝には疲労を感じない状況になったのです。

連日でも同じ部位の筋肉トレーニングができるという印象すら持ちましたが、超回復のことを考えるとあまり良い判断ではないだろうと考えてあえて負荷をかける頻度は変えませんでした。

しかし、このお陰で日々の生活に活力が湧いてきたのは確かです。

筋肉が付いている実感が湧いてきたのは一ヶ月近く経った頃でした。

ふとお風呂に入るときに鏡で自分の姿を見てみると、胸筋が隆起してきているのに気づきました。

手を当ててみると確かに固くてしっかりとした筋肉が付いているとわかり、ビルドマッスルを始めたお陰で筋肥大が着実に進んでいると実感できたのです。

効果があるとわかってからはもう少し効果が欲しいと感じるようになりました。

推奨されている一日四粒に切り替えてみると、着実に凹凸のしっかりした身体ができてきて、三ヶ月もすると腹筋が割れ始めて満足してきたのです。

もともとはメタボリックシンドローム対策として筋肉トレーニングを始めましたが、はっきりと筋肉の隆起が見て取れるようになってからはもっと見た目にも美しい筋肉の付いた身体にしたいと考えるようになっていました。

この意識の転換があったお陰でトレーニングにもより一層励めるようになり、飛躍的に筋力の向上が実現できたのは確かです。

比較的短期間ではっきりとした実感をもたらしてくれたビルドマッスルの恩恵と言う他ないでしょう。

多成分のサプリメントなので、どの成分が自分にとって効果が高かったのかはわかりません。

全て揃っていたから効果が出たのかもしれないと考えると、他のサプリメントに切り替える気持ちもわきませんでした。

ビルドマッスルを利用し始めて半年少々になりますが、明らかに体型に違いが生じてきています。

良いサプリメントに出会えたことで身体にも明確な変化がありました。

しかし、それと同時に努力をすればなんでもできるという前向きな考え方も付いてきたのは大きな恩恵です。

筋力が付いてきてメタボリックシンドロームの心配もきっとないと信じられるようになり、両親にも勧めて筋肉トレーニングに励んでもらっています。

育毛剤メーカーの逃げ道?薬事法について知ろう

前回「育毛剤は薬ではない? 育毛剤メーカーの巧妙な言い訳」と言う記事で、管理人と育毛剤メーカーのお客様相談窓口とのやり取りを説明しました。

その時の対応の中に「薬ではないので〜」とか「医薬品とはちがうので〜」と言う、巧妙な言い訳があったことに、管理人は腹が立ったのです。ここに出てくる言い訳のもとになっているのが、「薬事法」です。

薬事法の規定によって、効果のないことを責められないし、責任を取らなくても良いようになっているのです。

そこで、薬事法と言うことを少し知っておくと、広告ページを見た時に「ああ、この表現は逃げだな」とか、「本当は効果が薄いんじゃないの?」などと言うことを読み取れます。

管理人もそうだったのですが、「もしかしたらこれで毛が生えるかも知れない」などと思うと、すべての表現を自分に都合よく解釈しがちです。

そうならないように、薬事法ということとその周辺のことについて、基本的な知識を身に着けていきましょう。

医学部に合格する為の予備校選びは有名講師を基準に

薬事法の目的とはどんなことなのだろう

薬事法の目的とは「この法律は、医薬品、医薬部外品、化商品及び医療用器具の品質、有効性及び安全性の確保のために必要な規制を行うとともに、医療上特にその必要性が高い薬品及び医療用器具の研究開発促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする」と言う、あまり意味の分からない言葉で説明されています。

要するに端的に目的を解釈すると、「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療用器具を主な対象として、人体への安全性と有効性を確保するための決まり事ですよ」と言う感じでしょう。

では、医薬品、医薬部外品、それぞれの具体的な例や定義について、見ていきましょう。なおここでは、化粧品、医療用器具についてのことは省きます。

医薬品とは

医薬品とは一言でいってしまうと、厚生労働大臣により製造販売を承認された薬のことです。配合されている有効成分の安全性と有効性が認められていて、病気の予防や治療に使用される薬のことを言います。

病院で医師が処方箋を書いてくれて、薬局で薬剤師が調合してくれるものから、店頭販売されている頭痛薬や風邪薬まで、医薬品の範囲は幅広くあります。

なお、動物病院でペットの予防接種や病気治療に使われている薬の中にも、医薬品が含まれています。

定義としては「日本薬局方に収められているもので、人または動物の疾病の診断、治療または予防に使用されるものであり器具器械ではないもの(歯科材料、医療用器具及び衛生用品を含む)、人または動物の体の構造または機能に影響を及ぼすことが目的で作られているもの」となっています。

要するに器具器械、薬品の性能が、人や動物の生体機能や構造に影響するものと言うことになります。

医薬部外品とは

医薬品ではなく医薬品に準ずるもので、有効成分は配合されているが積極的に病気や怪我を治すものではなく、予防に重点を置いたものです。しかも、その効果は誰にでも効くというものではなく、効果には個人差があり、効果が期待できると言う範囲のものです。

とうわけで、ラベルには効能を、医薬品のように明確には記すことはできません。逆に言うと、ここが逃げ道にもなっています。なにしろ、効能を明記できないと言うきまりがあるのからです。

ただし、表示指定成分として、皮膚障害などアレルギーの症状を誘発するものは、明確に表示が義務付けられています。

定義としては、「人体に対する作用が緩和なものであり、器具器械でないもの及びこれに準ずるもので厚生労働大臣の指定するものを言う」となっています。

この定義に主に該当する製品として、制汗スプレー、薬用クリーム、薬用化粧品、薬用石鹸、薬用歯磨き剤、染毛剤、育毛剤、ベビーパウダーなどが代表的なものとしてあげられています。

なぜ薬事法が逃げ道になるのか

では、なぜ薬事法が育毛剤メーカーの逃げ道になるのか、と言うことを考えていきましょう。

理由はいくつかあります。もちろん効果が認められなかった育毛剤に対する、管理人の腹立ちまぎれと言う部分もあります。しかし、取りようによっては、逃げ道になっていることは事実です。

効果が薄いとかなくても問題にはならない

医薬品の承認を得るためには厳密な規定があって、それをクリアーしない限り医薬品と名乗ることはできません。

その中には当然のように「効き目」も入っています。これは、製品のラベルにも明記されていますから、もし効き目がなければ逃れられないわけです。

しかし、薬事法によって効き目を明記できない医薬部外品は、例え効き目が薄かったり、最悪の場合効き目がなくても、問題になることはありません。

開発費が安くても製品化できる

医薬品のように、長期間の研究と、多額の開発費用が掛かることはありません。医薬品の場合は、厳格な臨床試験を経由しないと承認を受けられませんが、医薬部外品の場合は比較的簡単に承認を受けられます。

つまり、開発費が医薬品ほどかからないため、あまり効き目のない成分を使うこともできるし、効き目のある成分を少量使って効果があるように見せることも可能なのです。

全部の育毛剤がこんなことをやっているかどうかは分かりませんが、医薬品との境界線はある程度ハッキリしているため、こんなことも可能になります。

つまり、人畜無害であればいいし、使っている成分にウソがなければいいということかなと思えます。

なんとなく、効果の薄い物でも製品化できてしまいそうに感じてしまうのは、管理人だけでしょうか。

薬事法に抵触しないコマーシャル

医薬部外品は、ちょっとした言い方で薬事法に抵触します。このため、メーカーと広告代理店は知恵を絞り、薬事法に抵触しない言い回しをしたCMを展開します。

これは、ネット通販の場合でもまったく変わることはありません。いくつか代表的なフレーズをあげてみます。

毛が生えるなどとは絶対に言わない

育毛剤の効果としての言い方でよくあるのは、「育毛を促進します」などと言うフレーズがあります。他にも「○○と言う育毛成分が……」などと言うフレーズもあります。

これが医薬品だと「毛が生えてきます」と言えるのですが、薬事法の規定で言えないため、このようなフレーズになります。

しかし、ほんとに育毛促進の効果があるのかどうかは、別の問題だと考えてください

何に期待できるのか言っていない

これもよくあるフレーズなのですが、「いま、最も期待できる育毛剤」などがあります。しかし、何に期待が持てるのか、どの程度の期待が持てるのか、などと言うことには触れていません。

髪の毛を生やしたい人は、この「いま、最も期待できる育剤」と言うことを、髪の毛が生えると言うことに直結して考えます。

そして、このフレーズのあとには育毛に効果のある成分の紹介と、その効能が羅列してあるだけなので、果たして本当に効果があるのかどうかは不明なままです。

髪の毛が生えないと言っている

たまに「育毛剤は髪の毛を育てるもの」、などと言うフレーズを使っている製品もあります。

育てると言うことは、今ある髪の毛を育てることで、新たに髪の毛を生やすことではないのです。それを、堂々と言っているのはどんなものかと思います。

その後の説明でも、髪の毛が生えると言うことは言っていません。これは、薬事法の規定で言ってはいけないのですが、ある意味では効果のない事への隠れ蓑になります。

メディアへの露出は金を払えばできる

よくあるフレーズで「多くのメディアで特集されています」と言うものがあります。確かに、メディアには出ていますけれど、メディアに出るための方法として「ペイドパブリシティー」と言うことがあります。

お金を払って雑誌のページや、その他のメディアの時間枠を買い、あたかも取材を受けたような形で登場します。つまり、お金があって、成分に嘘のない製品だったら、こんなことも可能なのです。

まとめ

育毛剤の全てが、効き目のない製品だとは言いませんが、薬事法で効き目を言ってはいけないと言うことがあるため、言えないことが多すぎてこんな感じになるため、これを逆手に取っていないとも限りません。もちろん、管理人が知らないだけで、中には効果的な育毛剤もあるかも知れません。

しかし、AGA治療をしようとしてクリニックにいけば、こんなことに悩む必要はありません。医師の判断で処方してもらえる薬は、効果が薄ければそれなりに増量してくれたりなど、いろいろ手を打ってくれるからです。